初等科NEWS

はじめての家庭科

2017年05月31日

 家庭科は、5年生から始まる教科です。初等科では、裁縫や調理の基本を中心に学習します。
 5月半ばに、裁縫の授業が始まりました。ひと通り名称と使い方を確認した後、いよいよ実技に入りました。
 子どもたちは,裁ちばさみの大きさに、自然と慎重になったり、糸通しに集中して、手に汗をかいたりしながら活動していました。

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 この日は、玉結びの練習もしました。玉結びも、子どもたちにとって、大きな挑戦です。苦戦しながら、ようやく要領をつかんだ子どもは、「これ楽しい!」と何度も玉結びを作っていました。

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 未知の体験を楽しみながら、感じている達成感を、次へとつなげていってほしいと思います。

家庭科 栄養教諭の授業

2016年02月10日

2月4日(木)に、5年生の家庭科で栄養教諭の授業が行われました。


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初等科の栄養士は栄養教諭の資格を持っており、積極的に授業に関わっています。今回のテーマは、「どのような献立が給食にふさわしいか」についてです。

まずは昨日の献立を1~6群に分け、すべての食品群が入っていることを確認しました。給食は栄養のバランスが良いことを学びます。


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さらに、栄養以外の配慮もなされていることを学びます。2月1日に出された菜の花のみぞれ和えは、菜の花の季節感に加え、いろどりまで考えられています。また、節分の日に出されたイワシのつみれは、日本の伝統文化について考えられています。このような実例を交えることで、子どもたちも納得し、さらに理解が深まります。

この授業を踏まえて、子どもたちはこれから給食の献立案を班ごとに考えていきます。よくできた献立は、1学期の給食に出される予定です。

理科・家庭科 大根の収穫と調理実習

2014年12月19日

 6年生は、12月初めに大根を収穫しました。理科の学習として例年行っているものです。9月初めに種をまき、3回の間引きを行った後は、病虫害の発生もほとんどなく、適度な日照と降水など、天候にも恵まれて、順調に生育しました。根も葉も立派に育った大根を1人1本ずつ収穫し、家庭に持ち帰りました。

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 次に、この大根を使って、家庭科の調理実習を行いました。内容は、大根の葉と根をすべて使うエコクッキングです。
 根は、皮ごと千切りにして、カニ風味かまぼこ、ポン酢、鰹節、のりで味を調え、サラダにしました。
 葉は、細かく刻み、電子レンジで加熱した後、あくを抜き、豆腐・白みそ・練りごま・砂糖とあえて、白あえにしました。

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 理科の学習としての大根の栽培は、家庭科や給食にもリンクしています。今回は給食の食材として使ってもらい、全校にぶり大根を提供しました。

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お皿の向こう側のぶりの上に、
煮含めた大根がのっています。


 この取り組みについては、学習院広報第91号にも掲載されました。
http://www.gakushuin.ac.jp/ad/kikaku/koho/
から「第91号」をクリックし、開かれたeBookの12ページを指定すると、ご覧いただけます。


6年生 染物実習(藍染)

2013年10月13日

 6年生が家庭科で、自分が作った作品を藍染にする実習をしました。

 1学期に、汚れて使わなくなった白色のハンカチを使い、いろいろな形の袋を作りました。これを染めることで汚れが目立たなくなり、新しい使い方をすることができます。

 まずは輪ゴムや割りばしを使って、思い思いの色の抜き方を考えました。そして天然の藍を加工したものを使って染めていきます。

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 乾かした作品には、刺しゅうのワンポイントを入れました。

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 使い古したハンカチが生まれ変わることに、子どもたちは驚きを感じていました。初等科祭に、この作品を展示する予定です。


ミシンの学習~6年生の家庭科

2012年07月04日

 初等科では、6年生からミシンの学習を行います。ミシンは1人に1台あるので、自分のペースで作業を進めることができます。
 初めてミシンを使う児童も多く、隣の友達と上糸のかけ方やボビンの入れ方などを確認しあいながら進めます。
 十分な練習が済んだあと、雑巾を2枚ぬいました。同じものを作ることで、1枚目での失敗を2枚目に生かすことができます。

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 7月に行われる沼津海浜教育では、雑巾を持参することになっています。「自分でぬった雑巾を持っていく」という児童の笑顔が印象的でした。


家庭科の学習

2011年11月17日

 家庭科では、今、さいほうの実習をしています。5年生は手ぬい、6年生はミシンぬいの学習です。

 5年生はポケットティッシュを作ります。これまで一度も針と糸を持ったことがない児童もいましたが、練習を重ねるうちに、自分なりの作品を作ることができるようになりました。

説明書を見ながら.JPG   本返し縫い.JPG

説明書を見ながらの作業              本返しぬいをする


 6年生のポーチは、使う用途や難易度を考えて、ポーチの形や持ち手のつけ方を変えたり、スナップをつけ加えたりして、自分なりに工夫します。友達同士で教え合いながら、世界で一つだけのオリジナルポーチを完成させました。

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ポケットのしきりをぬう            スナップのつけ方を教え合う


 これらの作品は、初等科祭で展示します。

5年生家庭科調理実習

2009年06月17日

 5年生が調理実習を行いました。内容は「ゆでたまごと付け合わせのサラダ」です。

 5年生にとって初めての調理実習です。そこで、ガスレンジと包丁という基本的な調理器具を安全に使えるようになることを目標にしました。

 ゆでる、切る、ちぎる、混ぜるといった一つひとつの調理の作業は簡単です。しかし、調理実習はいくつかの作業を同時に進めていく必要があり、それが難しさにもなっています。

 そこで児童は、自分が担当する仕事に責任を持って行うこと、手があいたら仲間の仕事を手伝うこと、進んで片づけをすることなどに心がけて調理に臨みました。

 ゆでたまごは、好みの固さのゆで時間で湯から取り出し、たまご切り器で輪切りにしました。


ゆで卵.jpg   卵切り.jpg


 付け合わせのサラダは、レタスは手でちぎり、きゅうりは包丁でななめ輪切りにし、わかめは水で戻しました。これにミニトマトを添え、計量スプーンで計量して作った和風ドレッシングをかけました。


包丁で切る.jpg   ドレッシングの計量.jpg


 自ら進んで働き、仲間と声をかけあいながら協力して作ることの楽しさや手作りのよさもいっしょに味わいながら、お皿に美しく盛り付けたゆでたまごとサラダをおいしくいただきました。


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