初等科NEWS

4年生 国語

2012年02月13日

 国語の授業で、説明文「点字を通して考える」を学習しました。点字の歴史や、ユニバーサルデザインという考え方を学び、筆者の考えや願いを読み取りました。

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 また、点字器を使って、実際に点字を打ったり、アイマスクをして教室の中を歩く体験をしたりしました。この活動では、指先の感覚を研ぎ澄まさせて点字を読むこと、裏から左右逆に打つことの大変さを知ることができました。そして、アイマスクをして歩くことが、よくわかっている教室内でもとてもこわいことや、誘導してくれる人の適切な助言が頼りになることを感じ取ることができました。

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 このような学習活動を通して、ユニバーサルデザインのような創意工夫がもっと必要なこと、障害についての正しい理解が大切なことを知識と体験の両面から学びました。

 社会に目を向け、広い視野に立って物事を考えることができた有意義な学習となりました。

5年生意見文コンクール

2009年03月09日

 2月20日(金)、5年生による意見文コンクールを行いました。

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 5年生の国語の学習活動のひとつとして児童全員が意見文を書き、まず、それぞれの教室で発表会を行いました。次に、各組から代表として2名が選ばれ、合計8名が正堂での学年集会で自分の書いた意見文を発表しました。

「たい焼きの食べ方と性格」
「犬のために」
「保健所に保護される犬や猫たち」
「マスコミの報道について」
「今、声をあげて!」
「新しい命の誕生を守るために」
「なぜ人は神秘的な物、事に心をひかれるのか」
「通学時間」

 話題は、身近なことだけでなく、医療や平和問題に関するものまでさまざまでした。
 代表の意見を聞いていた児童の感想には、次のようなものがありました。

「8人みんなの意見は、人間にとってなければならない内容だと思いました。わたしが特に印象に残ったのは、Mさんの意見文でした。Mさんの原ばくや戦争に対する思いが、わたしにもよく分かるように書かれていたからです。わたしも成長するにあたって、もっといい文が書けるように努力します。」

「人それぞれの考えがしっかりと述べられていて、とても良かった。私自身もとても勉強になった。一人ひとりそれぞれの意見を『話す・聞く』というのは、とてもすばらしいことだと思った。私も、クラス発表の時、みんなの前で意見を述べることに自信がついた。これからも、もっと一人ひとりが意見を持って発表し合いたい。また、お互いに信らいし合い、勉強し合える学年になるといいと思った。」

「いつもは、ふと思ったことはくわしく考えずにそのままにしておきます。しかし、今回の勉強では自分の中に放置されていた意見を、事実と比べて見つめ直すことができてよい経験になったと思います。ほかのクラスの人の意見文も聞くことができて、こんな疑問を持っている人がいるのだなと思いました。」

 自分の意見を正しく相手に伝えるためには、理由や根拠をはっきりさせることや、表現の中で事実と意見とをきちんと区別することが大切です。今回の学習を通して、それらのことがらを楽しみながら学ぶことができたのではないかと考えています。