初等科NEWS

学習院OBブラームス合唱団定期演奏会に出演

2010年07月23日

 初等科合唱部は、7月、東京オペラシティコンサートホールで行われた「学習院OBブラームス合唱団第16回定期演奏会」に、「カルミナ・ブラーナ」の児童合唱として出演しました。指揮は飯守泰次郎先生、管弦楽は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏です。

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 「カルミナ・ブラーナ」で児童合唱が登場するのは、第15曲と第22曲です。

第15曲「愛の神はいずこにも飛び来たり」
 やわらかなそよ風を思わせるフルートの旋律が始まると、初等科合唱部とソプラノ独唱の出番です。フルートの風が流れるような旋律が何度も繰り返され、驚くほど息の長い繊細な声で歌われるソプラノ独唱のあとに、最後の一節を歌ってこの曲は終わりました。

第22曲「楽しい季節」
 今度はバリトン、ソプラノ、女声合唱、混声合唱との掛け合いになります。フルートの旋律が静かに終わると、飛び込むような始まり方で混声合唱が華やかに歌います。打楽器のリズムに合わせて、繰り返すようにテンポが速くなると、最後は全員の合唱になります。2階席の合唱部の声が混声合唱と管弦楽に溶け込んで、感動的な音の世界がホールに広がりました。

 演奏終了後、会場からは大きな拍手がわき起こり、しばらく鳴り止みませんでした。舞台の演奏者たちも互いに讃えあい、部員のだれもが感動と喜びで心が満たされました。

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 今回、音楽の歴史のなかでも著名な作品を演奏する機会を与えていただきました。さらに、大勢の人々とともに歌声を重ねてゆくことのすばらしさや、感動を分かち合う喜びを実感することができ、言葉では言い尽くせないほどの豊かな経験をすることができました。