ひよこの誕生
2009年07月13日
正門の右手に「愛育園」があります。小さな小屋とネットに囲まれた小さな広場からなっていて、現在、6羽のチャボを飼育しています。
ふだんは管理のしやすい小屋の中で飼っていますが、天気がよい日の休み時間には、外のネットに囲まれた広場に移します。
小屋の掃除やえさやりなどの世話、チャボの広場への移動などは、児童会の飼育委員の児童が当番として行っています。
休み時間には、たくさんの児童がやってきて、抱いたりなでたりして、動物とのふれあいを楽しみます。
しかし、めんどりは卵は産むのですが、さっぱりひながかえりませんでした。この冬には1羽が病死しているので、飼育委員の児童全員が心配していました。
その愛育園に、かわいいひよこが2羽誕生しました。
全身羽毛に包まれたふわふわのひよこは、はじめは親鳥のおなかの下にもぐりこんで、なかなか姿を見せてくれなかったのですが、今ではずいぶん慣れてきて、親と一緒にえさをついばむ姿がよく見られます。
当番の飼育委員の児童も、いつもよりも足早にやってきたり、当番でない曜日にも顔を出したりして、ひよこのことを気遣っています。
いつもはあまり愛育園に顔を見せない児童もやって来て、小屋をのぞいては、「かわいいなあ。」「小さくて、ふわふわだ。」などと言い合っています。
新しい生命を目の当たりにした子どもたちの視線は、とても温かです。