6年生家庭科調理実習
2008年12月22日
6年生が、12月15日(月)に、家庭科調理実習を行いました。この日の献立は「大根葉の油炒め」です。
食材の大根は、近光園(校庭の一角にある庭園)の畑で、6年生自らが理科の学習の一環として栽培したものです。
9月半ばに種まきをし、3回の間引きと除草を行いました。その後は、自然の成長にまかせ、育つこと3か月で、収穫の時期を迎えました。元肥には腐葉土を使い、化学肥料の使用は最小限にとどめています。また、農薬は一切使用していません。
今年は台風の来襲もなく、天候にも恵まれて、順調に生育しました。この調理実習後に、一人1本ずつ、大きな大根を持ち帰り、それぞれの家庭でも自然の恵みと収穫の喜びを味わいました。
当日の実習の様子を紹介しながら、作り方について説明しましょう。
【材料・4人分】
大根葉(1本分)、油揚げ(1枚)、ちりめんじゃこ(20g)、いりごま(大さじ1)、ごま油(大さじ1)、合わせ調味料(酒・醤油・みりん各大さじ1)
1.葉を水洗いし、茎(葉柄)と葉に分けます。
2.茎(葉柄)をきざみます。
3.葉をきざみます。
4.ちりめんじゃこを、少量のごま油で炒めます。
5.湯通しの後、軽く水気をしぼった油揚げを、たんざく切りにします。
6.はじめに茎(葉柄)を、ごま油で炒めます。
(全体を通して言えることですが、強火で手早く炒めるのが、おいしく作るこつです。)
7.次に、葉を入れて炒めます。
8.油揚げ、ちりめんじゃこ、いりごまを入れて、さらに炒めます。
9.合わせ調味料を入れて全体に味をなじませ、水分を飛ばします。
10.お皿に盛り付けます。
11.いただきます。
とったばかりの新鮮な大根葉のおいしさに、みな驚くと共に、満足していました。
葉付きの大根を見る機会が少ないなか、食材を無駄にしないで使い切るということの一例として取り上げた調理実習です。栄養摂取の面でも、またごみを出さないという環境に対する配慮の面でも意味があることを、おいしさを通して学びました。