令和6年度 1学期
4月10日 入学式
今年は、まだ咲いていた校庭の桜に祝福されながら、真新しい正服に身を包んだ1年生が入学しました。壇上には、耀学習院長をはじめとし、6名の来賓の皆様のご臨席を賜り、滞りなく入学式を挙行しました。初等科の子どもたちが、身も心も健やかに逞しく成長できる1年となりますよう、教職員一同で丁寧に見守ってまいります。
西館と桜 栽培委員が植えたチューリップ
近光園 菜の花 近光園 ひょうたん池のおたまじゃくし
4月19日 1年生と6年生のペアが初顔合わせ
学校での滞在時間を段階的に増やしている1年生は、18日から、8時20分の始業に合わせた登校と3時間授業が始まりました。早速、朝のわかばの時間に、6年生が1年教室を訪れペアの交流の開始です。6年生は、ペアの1年生との出会いを楽しみに待っていました。
4月23日 健康診断
1年生から6年生までの全児童が、健康診断会場の体育館でそれぞれの検診を受けます。
身長体重の測定・視力・歯科・耳鼻科・眼科・内科と、少し緊張しながら順番を待ちます。
4月26日 写生会
1・2年生は初等科、3・4・5・6年生は新宿御苑で写生会を行いました。高学年の子どもの中には、色を重ねながら表現したい色に近づくよう一心に描き続け、2時間30分が早いと感じる子どももいました。思い思いに描くことを楽しみ、個性豊かな写生会の作品となりました。
4月25日~5月4日 6年児童英国研修
令和6年度第2回英国研修は6年児童20名(男子6名女子14名)が参加しました。この研修では、チェルトナム・カレッジ・プレパラトリー・スクールとキングス・スクール・グロースターの2校の学校の授業に参加させていただき、交流の機会を持ちます。
キングス・スクールは、ヘンリー8世が設立した500年以上の歴史を誇る学校で、訪問した日は、グロスター大聖堂で行われるキングス・スクールの朝礼に参加しました。荘厳な雰囲気の中での朝礼に、子どもたちは感動したようです。その後、いくつかの授業にも参加させていただきました。
チェルトナム・カレッジ・プレパラトリー・スクールでも、多くの授業に参加させていただきました。その一つとして、体育の時間にクリケットを教えていただきました。広い芝生の校庭を走り、イギリスならではのスポーツを楽しく体験しました。
ホスト・ファミリーとバディに向けてのお礼のフェアウェルパーティーでは、法被を着てソーラン節を披露しました。家族のように受け入れてくださったホスト・ファミリーの皆さんにも、喜んでいただくことができたようです。
5月8日 1年生を迎える会
2・5年生からのこいのぼりのプレゼントを、代表の1年生が受け取ります。大小のそのこいのぼりは、会の終了後に各教室に飾られます。他にも合唱部からの歌や、各学年からの歓迎の出し物が続き、1年生もたいへんうれしそうでした。この日を境に、初等科の一員としての日々が本格的に始まります。
5月15日 田植え
稲作と日本文化は密接な関係にあります。稲の成長と共に、季節や祭り等の行事を体験し考察できるように、近光園で容器を使った稲作を試験的に栽培することになりました。
休み時間に、希望する児童が田植えをしました。子どもたちは、間隔を取りながら丁寧に植えていました。順調な生長が待たれます。
5月16日~17日 3年埼玉校外学習
朝礼でのラジオ体操 決められたお小遣でのお土産購入
いちご狩り
3年生にとっては、初めての宿泊行事となる校外学習。宿に着き、同じ部屋の友達と協力しながら、荷物の整理、入浴、お土産の購入等、夕食までの限られた時間で行動します。6年生までの4年間で、宿での過ごし方も徐々に身につけていきます。
5月17日 5・6年親子講演会
毎年、5・6年生の親子を対象に、東京都ファミリーeルール事務局の方に講演をお願いしています。今年は、「使えてる?ネット・スマホをスマートに」というテーマでのお話でした。家庭でのルール作りに役立つ情報を提供することを目的としています。
5月21日 2年遠足 ふなばしアンデルセン公園
バランスボールの「ボールじま」で遊ぶ子どもたち
午前中に、大きな遊具で思う存分体を動かして遊び、午後は、さくらや図書の授業で学んだアンデルセン童話の世界を楽しみました。その後、キャンドル作りを体験し、自分で工夫しながら作ったキャンドルは、すてきなお土産になりました。
5月22日~24日 4年千葉校外学習
ヤドカリ、ウニ、カニ、アメフラシ、ヒトデ等の海の生き物を夢中になって探し、みんなでミニ水族館を作りました。アメフラシを手にした子どもは、やわらかい豆腐を持っているようだったと、海の生き物との出会いを楽しみ作文に書いていました。
「日本三大うちわ」の一つで、伝統工芸品に指定されている「房州うちわ」作り体験をしました。糊付け作業など難しい工程もありましたが、その出来栄えに子どもたちはたいへん満足していました。
5月27日~30日 5年福島校外学習
5年生は3泊4日で福島を訪れました。会津日新館での座禅体験、喜多方での農業体験、五色沼の散策などたいへん充実した体験活動ができました。事前学習として、磐梯山噴火記念館の館長の方に授業をしていただいたこともあり、五色沼の美しい自然と磐梯山の噴火との関係を正しく理解したうえで、子どもたちはその美しさに感動していました。
5月28日 1年親子遠足 葛西臨海水族園
あいにくの雨により、水族園の見学のみの遠足となりましたが、クラスの友達と一緒に見ると同じ魚もきれいに見え、楽しさも倍増するようでした。ナマコやウニを触ることができるコーナーは、人気を集めていました。
6月の近光園
理科教材の畑
ざくろの花 (枝豆・さつまいも・ひまわり・ほうせんか)
順調に育っている稲 伊勢神宮に奉納されている品種の「伊勢光」
6月4日~7日 6年奈良校外学習
法隆寺や東大寺などの歴史的建造物や仏像などを、当時の人々に心を寄せつつ熱心に見学しました。3日目の夕礼では、祈願のための写経を体験し、心静かに仏教の世界を感じとることもできました。
6月9日 1年「がっこうたんけん」
1年生は生活の授業で、「がっこうたんけん」をしました。事務室や給食室、売店、教員室など学校にある様々な場所に行き、そこで働く人に、目を輝かせながら質問をしました。学校について多くのことに気づき、学校生活への楽しみを広げていました。
6月12日 豪州研修参加児童とザビエル校とのオンライン交流
豪州メルボルンにある男子校ザビエル・カレッジ・バークホール・キャンパスの日本語の授業を選択している6年児童と、8月の豪州研修参加者がオンラインで交流しました。
メルボルンと東京は時差が1時間のため、初等科はクラブの朝練の時間に、ザビエル校は授業の時間を使って交流することができました。ザビエル校児童の中には、ホストファミリーになる男子もいて、実際に会える日がより楽しみになったようです。
6月13日 国際委員会とMLC校とのオンライン交流
豪州メルボルンにある姉妹校メソジスト・レディース・カレッジの日本語クラスの4年生と、5・6年生の国際委員会の児童がオンラインで交流しました。国際委員の児童が作成した動画で、学習院初等科や日本のことを紹介した後、お互いの学校について英語で質問を行い交流しました。両校の似ているところがあることを知り、うれしく思ったようです。
6月15日 全校参観日
今年もご父母の他に、祖父母の方々にも大勢参観していただくことができました。教室の中に入り切れずに、廊下から参観していただく教室も多くありました。この日は、祖父母の方々に授業を参観してもらえるため、子どもたちはより張り切って学習に取り組んでいました。
4年生の体育では、ご父母にも参加していただき、子どもも大人も楽しめるアウトドアスポーツのモルックを行いました。ご父母と一緒に活動ができ、子どもたちはたいへん楽しんでいました。
6月18日 高等科留学生来科
学習院高等科の留学生が初等科の授業に参加しました。今年は、フィンランドとハンガリーから来ている2名でした。その他に、通訳とお世話係としてイギリスやアメリカへの留学経験がある初等科の卒業生2名が訪れました。1年生から6年生までの各学年の授業の中で、それぞれに交流を楽しんでいました。
6月28日 水泳授業
5年生の着衣泳の授業
1年生の水泳授業 水泳の準備運動(運動会で披露するソーラン節の練習)
7月の近光園
順調に成長している稲 大人の背丈を超えるほどに伸びたひまわり
7月5日 芸術鑑賞会
今年は、落語芸術協会による演芸公演を鑑賞しました。舞台上には寄席が設けられ、約200年前から続く寄席の文化として、落語・漫才・太神楽曲芸などの演芸を楽しみました。冒頭には、落語クラブの児童が落語体験教室として、落語家の方にご指導いただきながら小噺を披露し、拍手喝采を浴びました。曲芸などの目を引く演目もあり、全児童が大いに楽しみ盛り上がった芸術鑑賞会でした。
7月16日 3年とうもろこしの皮むき体験
わかばの時間に、3年生が全校分400本のとうもろこしの皮むきをしました。学校で皮をむくことで、とうもろこしの新鮮な甘みを感じることができます。当日は、肉みそうどん、ゆでとうもろこし、牛乳という給食の献立でしたが、暑い中一生懸命に皮をむいてくれた3年生に感謝しながら、いつも以上においしくいただきました。
7月26日~29日 6年沼津海浜教育
昨年より泊数を増やし、3泊4日で実施しました。今年は、学校医とも相談し、暑さ対策を念入りに講じた結果、児童や教職員、OBの助手の方々、誰一人熱中症になることなく、無事に終了することができました。例年になく潮の流れがきつく、距離泳のコース取りが難しい場面では、OBの方々の豊富な経験のおかげで、子どもたちは安全に距離泳を泳ぎ切ることができました。目標を達成することができた子どもたちの満足そうな笑顔は、沼津での体験のすばらしさを語っているようでした。