児童作品展「ほら,できたよ」に参加しました

 第39回東京都私立小学校児童作品展「ほら,できたよ」が1月25日から6日間,銀座松屋で開催され,学習院初等科も参加しました。
 参加校21校の,色とりどりの児童作品が並ぶ会場に1万人以上の方が訪れ,たくさんの笑顔が溢れました。
 ご来場の皆様,誠にありがとうございました。

 学習院初等科は今年,6学年全児童の作品を展示しました。
 全体のテーマは「重なりから生まれた世界」。
 学年ごとにそれぞれ異なる切り口で,さまざまな素材を重ねてできる表現の世界を作品にしました。
 写真と共に作品の紹介をします。

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○1年「色まぜ粘土の重なるお城」材料:白紙粘土,赤青黄3色紙粘土
 2学期に学んだ3原色の混色技術を使って,たくさんの色の粘土ブロックをつくります。大工さんのように色々な形や色のブロックを積み重ねて,素敵なお城をつくりました。1年生の夢のつまったお城たちです。
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○2年「重ねて見つけたカラフル世界」材料:カラービニールシート
 8色の透明な紙の重ね方や組み合わせ方を工夫して,新しい色づくりをたくさん試しました。重なり合ってできるきらきらした美しい色合いから思いついたカラフルな世界を表現しました。
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○3年「カラフル紙の重なる世界」材料:色画用紙
 折る,切る,曲げる,巻く,編むなどの様々な色画用紙の変身技を試しました。その変身技を使い,20色の色画用紙の中から組み合わせを考えて自分だけのイメージの世界を表現しました。
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○4年「積み重なるマッチ棒」材料:マッチ棒軸,ミラーシート
 マッチ棒軸を使って▢と◇の形をつくり,積み重ねました。まっすぐ重ねたり,ふくらませたり,しぼませたり,同じ方法で重ねていてもさまざまな形を表現することができます。鏡の台紙が作品に奥行きを生み出しています。
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○5年「重なる切り紙」材料:ケント紙,ポンキーペンシル
 4枚の紙を重ねて表現したい世界を切り紙で表しました。レイヤー()の重なりを使って表現できる奥行きのある世界を想像し,工夫をこらしてつくりました。
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○6年「ストリングアート」材料:釘,刺し子糸
 糸の重なりを利用して,さまざまな色や模様を表現しています。釘を打つ位置や糸のかけ方次第で何通りもの表現をすることができるストリングアート。それぞれ色や模様を工夫して表現しました。
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 作品を展示するだけでなく,日ごろ見る機会のない他校の作品を鑑賞することも,子どもたちにとってたいへん良い刺激となりました。
 子どもたちが他校の作品の工夫したところや素晴らしいところを見つけて楽しみ,また自分もこんな作品つくってみたい!と喜ぶ姿に,実りの多い参加の機会になったことを感じました。

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