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科長ブログテスト

卒業式

2009年04月06日

 今年は、128名が、卒業生として初等科の正門から巣立っていきました。
 初等科の卒業式は、いつものように「開式」の辞から始まります。つづいて「君が代二唱」、「学習院院歌」と続きます。いつも歌いなれているはずの院歌ですが、卒業生に神妙な面持ちが表れていました。このあとは「卒業証書授与」です。一人ひとりの卒業生は、名前を呼ばれたあと、元気な返事をして登壇します。科長から卒業証書を手渡され、証書を高く掲げたまま院長に黙礼して降壇します。このときの姿を、初等科の全教員と卒業生父母、そして6年間苦楽をともにした6年生や、在校生代表の5年生が見守っています。
 そして、「科長告示」、「院長祝辞」、代表児童による「卒業生謝辞」と続き、6年間の思い出にさしかかると、卒業生が目頭を押さえ始めました。そのような卒業生を見ていますと、こちらの胸も熱くなります。
 式は、「仰げば尊し」、「蛍の光」と続き、「閉式」の辞で終わります。

 正門から出ていく卒業生を、今年も大銀杏が見送っていました。となりの桜の樹木は、枝先に大きな蕾をたくさんつけています。この蕾が花開くころ、卒業生の新しい生活が始まっていることでしょう。

三浦 芳雄

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2009年04月06日

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6年生への特別授業

2009年03月06日

 6年生の卒業が近づいてきました。6学年の先生方の提案を受け、卒業する前に各クラスで「特別授業」を行うことにしました。2月20日に北組、26日に南、西、東の順番で授業を行いました。
 どのような内容の授業を行おうかといろいろと思案しましたが、児童たちにとって身近な材料で、興味が持て、それでいながら普段あまり考えたことのないようなテーマを取り上げ、しかも感動・感心してくれそうな授業にしたいと欲張りました。そこで、私の専門である言語学の中から適当な材料を探しました。

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 用意したプリントは、「英語は、鏡に映った日本語?」、「背番号一番は一本足打法」、それに宿題として「三河万歳にみんなで万歳三唱」という題名のものです。26日の前日にもう1つの材料---プリントを用意できませんでしたが、題名をつけるとすれば、「ひぃ、ふぅ、みぃに隠された秘密」---をにわかに付け加えました。それぞれのクラスで宿題を除いた3つのテーマから1つまたは2つを取り上げて授業を行い、全クラスに宿題の答案と感想を提出してもらいました。

 「英語は、鏡に映った日本語?」では、理科で学んだ化学式の話を手がかりにして、日本語と英語で姓名や住所の表記の順番が鏡文字のように逆転すること、1つの句の中の語順も逆転することを明らかにしました。理科や英語の学習の中でそれとなく気付いていたことが、すっきりと分かったようです。感想文の中には、主語の位置に関しては、逆転していないことについて質問してくる児童もいました。

 「背番号一番は一本足打法」は、漢数字の「一」をイチと読むときとイツと促音化して読むときがありますが、どのような場合に促音化するかを一緒に考えていく授業です。児童たちに馴染みのある清音・濁音の区別だけでは十分説明できないので、少し言語学の専門的知識(無声音・有声音の区別)を用いるときれいに説明できることを紹介しました。知識を広げることによって、秩序だった規則性が見えてくることを理解してもらえたようです。

 「ひぃ、ふぅ、みぃに隠された秘密」では、大和言葉の数え方には意外な秘密がたくさん潜んでいること、それと数字の数え方を考え合わせるといろいろな謎が解けてくることを一緒に考えて行きました。感想文の中には、大和言葉の数え方に関連して、20日をハツカと呼ぶのに30日をサンジュウニチと呼ぶのはなぜかという質問もありました。ミソカも考え合わせるとおもしろい方向へ発展していくことを、返事に書きました。

 宿題の「三河万歳にみんなで万歳三唱」は、同じ「万歳」がマンザイともバンザイとも発音されますが、同一の漢字が異なって音読みされる例をたくさん挙げて、その規則的な対応関係を見つけ出すものです。

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 児童にとっては、普段学校で学ぶ国語とも、英語とも、理科とも異なる内容だったので、新鮮に受け止められたようです。感想文の中に、「自分の知らないことがたくさんあることが分かりました」というのがありましたが、そのようなことに気付いてもらえれば、卒業を間近に控えた6年生への特別授業として多少なりとも意義があったのではないかと安堵しています。

中島 平三

梅の季節に沼津海浜教育の意義を考える

2009年02月22日

 昨年12月発行の「初等科だより」(229号)で報告しましたように、東京都の「平成20年度教育改革推進モデル事業」に申請していた初等科の「特色ある水泳教育」が、同事業の1つに選定されました。このモデル事業は、特色ある教育を進めている私立学校をモデル校に指定し、教育改革の推進を図ろうとするものです。初等科の学校及び沼津で行っている、着衣泳、日本泳法、沖合での距離泳、和船の操舵などの独自の水泳教育が、高く評価されたと言えます。
 梅花の季節に夏の海のことを語るのはやや季節外れの感がないでもありませんが、来年度の沼津海浜教育が動き始める前に、改めてその意義、特に特別活動としての意義について考えておきたいと思います。このことを考えるきっかけとなりましたのは、昨年度の沼津海浜教育の反省会で、游泳会助手のお一人から日本特別活動学会での発表の様子を伺ったことです。

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 文部科学省の学習指導要領によれば、「特別活動」の目標として、心身の調和のとれた発達や、集団の一員としての自覚、協力する態度、自主性などの育成を促すことが挙げられています。
 特に校外学習のように宿泊を伴う行事では、本物の自然や文化を体験して、集団生活の仕方を身につけたり、公衆道徳を守る姿勢を育んだりすることが期待されています。また実施するに当たって、異なった年代の人との交流など色々なグループの人と触れ合う機会となることが望まれています。

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 さて沼津海浜教育はどうでしょうか。5日間の水泳練習や距離泳の挑戦で心身ともに鍛えられます。寝食をみんなで一緒にしたり、班行動をしたりすることにより、集団行動の大切さや、集団の中で協力したり自分で考えて行動したりしなければならないことなどを学びます。

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 海は、日によって潮の流れも、水温も、波の様子も異なります。本物の自然と向き合うことは危険を伴いますが、海浜教育では、そうした自然を相手にしながら安全に行事が行えるように、たくさんの助手の方が手伝って下さっています。
 また沼津での水泳は伝統的な日本泳法が基本であり、和船に乗ったり操作したりする練習もします。宿泊する施設は明治以来の日本式の家屋であり、そこで畳(たたみ)や蚊帳(かや)の生活を体験します。日本の伝統的な文化や生活を体験する絶好の機会です。

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 手伝って下さる助手の方には、大学生から社会人までいろいろな世代の方がいます。年齢も、職業も、生活している場所もさまざまです。游泳場の中での生活ですが、いろいろなグループの人と接することになります。普段の学校生活とは異なり、学外の人と一緒に生活しますから、公共のルールを守らなければなりません。

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 このように沼津海浜教育は、特別活動に求められているいろいろな要件を満たしており、特別活動の理想像と言っても過言ではありません。学会発表を終えて、「これだけの質の高い行事が実在することを知り感動した」といった趣旨の称賛が、多くの聴衆から寄せられたそうです。
 沼津海浜教育は、学習院にとっても、初等科にとっても、大切にしたい宝物です。それを続けていけるのも、游泳会の助手のみなさんの献身的な協力や支援のお陰であることを忘れてはなりません。海浜教育の意義を再認識して、新たな気持ちで新年度の海浜教育の準備に取りかかりたいと思います。

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中島 平三

桜も初等科生も、この時期が大切

2009年01月30日

 寒い日が続きますが、如何お過ごしでしょうか。昨日の父母会総会にはたくさんの父母の皆様にご参会戴き、誠にありがとうございました。川嶋優先生のご講演、「まず教えよう」からは、親や教師の子供への接し方について、たくさんのことを学ぶことができました。先生には改めて御礼を申し上げます。
 今回は、1月29日の朝礼でのお話を配信いたします。

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 先週の火曜日の1月20日は暦の上で大寒でした。そして来週の水曜日の2月4日は立春になります。大寒から立春の間が1年の中でいちばん寒い時期に当たるといわれています。またこの時期が、例年、風邪やインフルエンザが最もはやる時期です。

 こうした寒い時期にも、春の訪れが少しずつ感じられます。先週の週末に近所を散歩していた時、今年になって初めて開花しているタンポポを見つけました。また陽だまりには、小さな青い花のオオイヌノフグリが咲いているのを見つけました。桜の木の枝には、小さな花芽がたくさんついています。

 桜の花がきれいに咲くためには、この時期の寒さとそれに続く暖かさが必要です。桜の木は、花を散らせると、6月頃に次の年に向けて花芽をつけ始め、秋になると葉を落として休みと眠りに入ります。これを「休眠」といいます。休眠の間に、花がたくさんつくように、栄養を蓄えます。休眠から覚めるようにと促すのが、1月から2月にかけての寒さです。寒さによって休眠から覚まされたところに、2月から3月にかけての暖かい日が続くと、花の開花が始まります。桜が4月にきれいな花をつけるためには、1月から2月にかけての寒さと、2月から3月にかけての暖かさを経験しなければなりません。1月から3月にかけての寒さと暖かさは、桜が4月にきれいに開花する上で大切な役割を果たしています。

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 みなさんは4月になると1学年ずつ進級します。6年生は中等科へ進学します。みなさんが4月に進級して立派な花を咲かせるためには、この3学期の過ごし方が大切です。みなさんにとっても、桜と同様に、この1月から3月にかけて大切に過ごすことが必要です。3学期は短いですが、4月にきれいな花を咲かせるように、大切に過ごすようにしましょう。

中島 平三

駅伝に見る礼儀正しさ

2009年01月08日

 新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
 国内外の経済状況は決して明るいものではございませんが、そうした時であるからこそ、子供たちには将来への力をしっかりと身に付けさせ、将来への夢や希望を育むような教育を行って参りたいと思います。
 今回は、1月8日に行われました3学期始業式における話をお届け致します。

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 平成21年の新しい年が始まりました。新しい年が始まるに当たり、今年の目標を立てたり、新たな夢や希望を考えたりした人も、たくさんいることと思います。私は、学校が平穏で、皆さんが落ち着いた雰囲気の中で、楽しく学べることを願っています。

 1月の「今月のめあて」は「礼儀正しく」です。今日は、冬休みの間に、学習院関係者の礼儀正しい姿に接して大変清々しい思いをしたことについて、お話ししようと思います。

 正月恒例の東京箱根間往復大学駅伝競走が1月2日、3日に行われました。この駅伝大会には、一昨年に続き、学習院大学・陸上部の川内優輝さんが、関東学連選抜チームの一員として参加しました。学連選抜チームというのは、1つの大学で単独チームを組めない場合に、いろいろな大学から選手が集まって組むチームです。川内選手は、学連選抜チームの第6区の走者、2日目復路の第1走者として、芦ノ湖畔から小田原に向かう急な下り坂を走りました。結果は第6区を走った23人の中で、3番目の良いタイムで走り、チームの順位を引き上げるのに大きく貢献しました。学連選抜チームは総合で9位、復路だけですと3位という立派な成績を残しました。

 私が感心したのは、川内選手のタイムが立派であったこと以上に、スタートを切る直前に、ほんの一瞬テレビの画面に映し出された時の光景です。2日目の第1走者は、スタートを切る前に、チームごとに名前を呼ばれ、ゼッケンと襷(たすき)のチェックを受けます。大会の審判員の方にチェックをして頂くと、川内選手は2度ほどにこやかにお辞儀をして、お礼の気持ちを表していました。この光景を見て、私は大変清々しくまた誇らしい気持ちになりました。新年の挨拶に来ていた親戚の人もそのテレビの光景を見ていて、思わず、「さすがに学習院の学生は礼儀正しい」とつぶやき、感心していました。

 駅伝大会を運営するに当たり、多くの人が協力してくれています。そうした協力があってはじめて、選手たちは競技に専念することができます。選手がそのことを忘れずに、感謝の気持ちを表すのは、当然と言えば当然かもしれません。川内選手は、2学期の終業式で話した、「当たり前のことを当たり前に行う」ことができたのです。そのことが、見ている人たちに大変爽やかな感銘を与えたのです。

 学習院初等科が開校してすぐの明治12年(今からちょうど130年前)に定められた「学習院学制」という学校の決まりの中に、「本院ノ生徒ハ殊ニ行状方正心術誠実ニシテ世間ノ規範トナルヲ要シ」と定められています。学習院に学ぶ児童や生徒・学生は、特に礼儀や行儀を正しくし、心構えを誠実にして、社会の手本となるように努める必要がある、という意味です。この考えは、学習院に学ぶ者にとっていつの時代においても大切なことです。川内選手の何気ないしぐさがテレビの画面を通じて多くの人の目にとまったと同じように、みなさんの行動や行いが通学路や電車の中で多くの人の目にとまっているかもしれません。常日頃から、行儀や礼儀をきちんと、当たり前のように行えるよう心掛けることにしましょう。

 3学期は今年度最後の学期になります。特に6年生にとっては初等科生活最後の学期になります。礼儀正しく、そして学校全体が静かな落ち着いた雰囲気の中で、楽しく学べるように一人ひとり努力するようにしましょう。

中島 平三

「当たり前」が引き寄せた「神宮の奇跡」

2008年12月23日

 初等科では12月22日に平成20年度2学期の終業式が行われました。暦などの関係で、例年よりも幾分早目の終業式でした。今回は、終業式におけるお話をお送りします。
 皆様にとりまして、この1年間は如何だったでしょうか。初等科では、初の学校説明会開催や、登下校安全確認システムの導入、そして「初等科NEWS」や「科長ブログ」の配信開始など、活発な動きがありました。児童たちも、新しくなった校庭の遊具やバスケットボールコートで元気に遊んでいます。1年間ご支援・ご協力を戴き、厚く御礼を申し上げます。どうぞ、良いお年をお迎えください。

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 今日で2学期が終了し、同時に平成20年の初等科での生活が終わります。平成20年が終わるに当たり、各自この1年を省みることにしましょう。
 その際、学校や家庭における「基本的なこと」をきちんと行うことができたか、ということから振り返ってみるとよいと思います。学校で静かに授業を受けることができたでしょうか。授業中に自分で理解するように努力したでしょうか。お友だちに意地悪などしなかったでしょうか。家では夜更かしなどせずに規則正しい生活を送ることができたでしょうか。
 これらはあまりにも当たり前の事なので、改めて反省するまでもないと思われるかもしれませんが、基本的なことがしっかりとできていなければ、いくら難しいことや大変なことをやろうとしても空回りに終わってしまいます。当たり前の事を当たり前に行えることが何よりも大切です。当たり前に行えるというのは、人に言われなくても自分から行えるということです。

 今日は、この「当たり前の事を当たり前に行う」ことの大切さを教えてくれている1冊の本を紹介しようと思います。本の名前は『神宮の奇跡』、学生野球が行われる神宮球場で奇跡が起きた、というものです。この本の表紙のGのマークは、野球部のみなさんにはお馴染みですね。学習院の野球部のユニフォームは、初等科から大学まですべて同じです。この本は、学習院大学の野球部が今からちょうど50年前に、東都大学の1部リーグ(いちばん強い大学が所属しているグループ)において見事に優勝した時の様子を描いたものです。その時のチームには、主力選手として活躍していた初等科の卒業生もいました。東都大学の1部で学習院大学が優勝したのは、この時が最初にして最後でした。その後一度もありません。
 その年の秋シーズンでは、学習院を含めた3つの大学が同じ勝率で首位に並びます。3つの大学の間で総当りの決勝戦を行いますが、どの大学も1勝1敗になり勝負がつきません。もう一度総当りの決勝戦を行いますが、再び1勝1敗になり依然として優勝が決まりません。そこで、このシーズンは「優勝をお預けにしよう」という提案が2つの大学から出されます。しかし学習院は、「もう一度だけ決勝戦をしましょう」と提案し、それがようやく認められて3度目の決勝戦が行われます。既に11月も下旬になり、手がかじかむような寒さになっていました。決勝戦には初等科の児童も学校を挙げて応援にかけつけ、熱い声援を送りました。熱戦のすえ学習院が2勝をあげ、ようやく決着がつきます。この本の中の表現を借りれば、「信じられないことだが、本当に学習院が優勝してしまったのである。それは、奇跡としかいいようのない番狂わせだった。」というくらいのたいへんな出来事だったのです。
この本の著者は、その当時のことを次のように振り返っています。


「言うまでもなく、学習院大学は、野球の名門大学ではありません。有名な高校球児など一人も入ってこない学校です。
 では、そのような学校がなぜ優勝できたのでしょうか。それは、特別なことは何もありません。ただ、ひとつのプレーをおろそかにしない、相手が強大であってもこつこつと戦いを挑んでいく、どんなに劣勢になろうが絶対にあきらめない---そんな当たり前のことを彼らがやってのけたからに過ぎません。」

 スポーツをやる人たちにとって、「ひとつひとつのプレーをおろそかにしない」とか、「こつこつと戦いを挑んでいく」、「絶対にあきらめない」などということは、基本的なことです。その基本的なことを一人ひとりが当たり前のようにやったことが、結果として奇跡を起こしたのです。この学習院大学の優勝は、当たり前の事を当たり前に実践することがいかに大切であるかを教えてくれています。

 みなさんが1年を振り返るに当たり、最初に言いましたように、授業を静かに受けることができたか、お友達と仲良くすることができたか、規則正しい生活を送ることができたか、などということを反省してみましょう。 こうしたことは小学生として当たり前の事です。そうしたことを自分から当たり前に行うことができたでしょうか。当たり前の事を当たり前にできるようになることが、何よりも大切です。
 それでは、冬休みの間、健康に気をつけて、有意義に過ごしてください。1月8日に元気な姿でお会いしましょう。

中島 平三