初等科の国際交流
本校が現在行っている国際交流の様子をご紹介します。
●豪州メルボルンの私立男子校とのTV電話交流(11月12日)
児童の海外研修で訪問する予定の豪州の男子校と初等科5・6年国際委員(24名)との,TV電話での交流の様子です。昨年度来科した相手校の先生からお誘いいただき,本校の英語教員らと一緒に企画しました。
まず1人ずつの自己紹介です。皆,緊張しましたが,全員がスムーズに英語で自己紹介しました。次に,日本文化の紹介で,剣道の稽古や運動会で行ったソーラン節の踊りを披露しました。最後に,日本文化に関するクイズを行いました。相手校のゆうたち子どもたちも,とても楽しんでいる様子でした。
交流が終わってからの,子どもたちの満足そうな笑顔が印象的でした。
●英国コッツウォルズ地方の私立校の5・6年生との文通(10月~11月)
児童の海外研修で訪問・ホームステイする予定の学校の5・6年生と,今年度は文通交流をすることになりました。児童1人対1人の文通です。相手校の国際交流担当の先生から提案されたものです。 手紙を受け取るにあたり,英国のこと,コッツウォルズ地方のことを勉強しました。相手校のあるチェルトナムは,かつて貴族の保養地として栄えた,水のきれいな土地であることなどを学びました。
自分の名前の書いてある手紙が届いたときは,6年生の子どもたちは興奮気味に文章を読んでいました。イギリス特有の表現も多いので,英語教員だけでなく,英国人スタッフ(相手校との交流のコーディネートをしている方々)も加わって,ブリティッシュ・イングリッシュ独特の表現を学んでいきます。返事も,スタッフに確認していただきながら書きまた。
●英国コッツウォルズ地方の私立校へのオンライン・ホームステイのための講習会(11月~12月)
令和3年1月のオンライン・ホームステイは,初等科児童2名がペアになり,相手校の児童とそのご家族と,本当のホームステイのようにTV電話で話をします。初等科教員,現地の英語スタッフも同時にサポートをします。 チェルトナム地方は貴族の保養地だった歴史から,きれいなブリティッシュ・イングリッシュが使われています。英国人スタッフや直接相手校との交流のコーディネートをしている方々と本校英語教員とでカリキュラムを作り,ブリティッシュ・イングリッシュの表現や発音を身に付けるための講習を行っています。
●初等科給食「英国メニュー」
英国の相手校から,「みんな,一生懸命日本のことを調べています。日本の味を試してみようということで,お寿司の試食会をしました。子どもたちは,もう大興奮でした。」というお手紙と写真をいただきました。
本校でも,給食で「英国メニュー」に挑戦しました。
これは,6年生の英国との文通にちなんだ本校の給食「英国メニュー」です。「英国メニュー」の日は3日間(3種類)設けました。シェーパーズ・パイやスコーン,きゅうりのサンドイッチなどをいただき,英国の雰囲気を味わいました。 このように,本校では,コロナ禍の今できる国際交流に全力を挙げて取り組んでいます。
●本校の国際交流
初等科の国際交流は,英語が話せるようになることだけが主な目的ではありません。自分自身の背景にある日本をよく知り,自分の特徴やよさを知ることが,国際人として成長するのに欠かせないことだと考えています。 今は残念ながら児童の海外研修はできませんが,オンライン・ホームステイ,文通,インターネットを使ったTV電話を通じて,交流を深めています。相手校は3校ともブリティッシュ・イングリッシュを使う学校なので,手紙のやり取りなどでもできるだけイギリス英語を使うようにしています。