令和8年度 英国研修
本校では、児童がホームステイをしながら英国の学校や名所を訪れ、国際理解と文化交流を行う英国研修を行っています。1学期のはじめに約20名の6年生児童が英国チェルトナムを訪れました。
到着1日目は、ヒースロー空港からホストファミリーの対面式が行われるチェルトナム・カレッジ・プレパラトリー・スクール(チェルトナム・プレップ)へ向かいました。
約15時間のフライトでの疲れと、これからの生活への期待・緊張が入り混じる対面式でしたが、ホストファミリーに温かく迎え入れていただき、児童の顔が綻んでいく様子が見られました。
チェルトナム・プレップでは、一人ひとりにバディが付き生活をサポートしてくれます。バディの授業へも一緒に参加しました。英語での授業や、初等科とは違った教科に苦戦しながらも英単語をメモしたり、調べたりしながら必死に授業を理解しようとする姿が印象的でした。バディも初等科生が理解できるように簡単な英語で説明したり、ときにはジェスチャーなども混ぜたりしながらサポートをしてくれました。日に日に英語での授業に慣れ、授業へ向かう表情がにこやかになっていくことをうれしく思いながら過ごしました。
1日目の授業終わりには「難しかった。」とつぶやいていた児童も「なんとなくだけど分かった!」「多分こんなことを話していた!」「これが面白かった!」と少しずつ授業を楽しんでいたようです。
体育の授業では英国での伝統スポーツであるクリケットも体験させていただきました。晴天の下、クリケットバットを振りお互いに応援しあいながら和気あいあいとクリケットを楽しみました。
7日目には、もう一つの訪問校であるキングス・スクール・グロースターを訪問しました。朝礼にあたる礼拝と英語、算数、体育の授業へ参加しました。その後は校内と、隣接するグロースター大聖堂を教頭先生に案内していただきました。歴史ある大聖堂の重みに感銘を受けつつも、映画の撮影スポットではうれしそうに写真を撮っていました。
児童の中には、大聖堂が撮影に使われた映画を前日にホストファミリーと鑑賞してきた児童もおり、「あ、あのシーンはここだ!」とうれしそうに話していました。
英国研修も後半に差し掛かるころ、チェルトナム・プレップの児童に向けて文化交流を行いました。
出発前に折り紙、着物の着付け、けん玉、筆ペン書道を一人ひとつ児童が分担し、それぞれ説明を考えるなど準備をしていました。当日はどのコーナーも大人気で、日本文化への関心の高さがうかがえました。初等科生たちは絶えず訪れるチェルトナム生に慌てることなく、丁寧な説明を行っていました。折り紙や名前を書いたはがきを嬉しそうに持って帰るチェルトナム生を見て、初等科生もうれしそうな様子でした。
また、チェルトナム・プレップ初日には、日本クイズやリコーダーの演奏、院歌、ソーラン節の発表も行いました。ソーラン節の発表では、初等科生と一緒に、現地の児童や先生方にも踊っていただくことができました。
学校訪問の他に、オックスフォード大学、ストラットフォード・アポン・エイボンでのシェイクスピア生家の見学も行いました。オックスフォード大学在学中の学生にガイドをしていただき、食堂や図書館を案内していただきました。それぞれのコレッジの特徴を知ることができました。在校生に質問できる機会でもあり、初等科生からは様々な質問がされました。
また、シェイクスピアに関連する名所をいくつか巡り、物語で知っていた作者の名前を現実に感じることのできる時間となりました。当時の生活様式なども知ることができ、歴史的にも文化的にもよい学びの機会となりました。
いよいよチェルトナム・プレップ、ホストファミリーともお別れです。ホストファミリーとのお別れ会では感謝の気持ちや、これまでの思い出を綴った手紙をお渡しました。短い期間ではありましたが、充実した日々を一緒に過ごしたファミリーへ、自分の言葉で思いを伝えることができました。涙をこぼす児童もあり、寂しさを感じる会ではありましたが、帰国してからも手紙で連絡を取ろうと約束を交わし、最後には和やかなパーティーを終えました。
10日間の英国研修を通して、児童たちは英語でのコミュニケーションだけではなく、異文化との出会いや、自国文化の理解を深めることができました。
「研修に参加してよかったです。」と帰国の飛行機で話してくれた児童をはじめ、児童たちにとってこの研修が今後の生活や将来に向けて励みとなる期間になっていてほしいと思います。