初等科では昨年１２月に，５年生以下の全児童に１台ずつタブレット端末が配付され，今年１月から本格的な使用が始まりました。また，各学年や各教科に１台ずつ移動可能な電子黒板が導入され，子どもたちは大きな画面で資料などを見ることができるようになりました。

　ここでは，５年生の授業の様子をいくつか紹介します。 　国語科の「言葉を深めよう」の授業での，タブレット端末の画面です。各自が作成したレポートを写真に撮って提出すると，全員のレポートをタブレット端末や電子黒板の画面上で共有することができます。友達のよい書き方を見つけ，今後のレポート作成に生かすためのポイントを学ぶことができました。

　算数科の「図形の面積」の授業です。三角形の面積をどのように求めるのか，各自の端末に考え方を記録し，それを電子黒板に映し出すことで，クラス全体で共有しました。友達が考えた図を式に表し，面積の公式につなげることができました。

　英語科の「数えられない名詞」の授業です。数の感覚を身に付けて，「いくつほしいか？」という質問やその答えについて，書いたり話したりできるようにしています。大きな画面で視覚的に捉えることにより，複数形の「s」の有無について分かりやすく学ぶことができました。

　そのほかの教科でも，ICT機器を活用することで，今までの授業形式の良さを生かしつつ，より効果的な学習を目指しています。